翻訳会社・通訳会社ブレインウッズは翻訳・通訳の多言語サービスを通して、国際ビジネスをサポートいたします

Brainwoods Corporation, Ltd.The multilingual services provider
Your Language-Powered Solution

創業者対談 Vol. 2

2000年に創業してから13年で、翻訳・通訳業界、外国語サービス業界がどのように変わったと感じているか、またその変化にどう対応していこうと考えているか?

相田

スマートフォンや携帯電話の通信業界の変化があり、ITの進化に伴って翻訳業界も変わってきています。特に最近は、ITソフトウェアを使って翻訳をする技術が非常に進んできていますので、その点では10年、20年前に比べてとても変わったという感じがしますね。外国語サービス全体で考えると、英語教育のやり方をオンラインでするものが増えてきて、特に個人の方が低料金で自己学習できるようになり、これもITの進化で変わってきている点だと思います。

笹波

創業当時と比べて翻訳単価がかなり下落したなというところが一番大きな変化ですかね。あと、スマートフォンやタブレット等が増え、納品後のフォーマットが多種多様になったという点でしょうか。

会社を創立してから、一番辛かったことはなんですか?
苦労秘話やそれらを乗り越えた末の今、など。

笹波

まず創業当初、資金繰りが苦しかった時。
あとは一回、大口のクライアントが倒産して、売上を回収できなかったという、その2点はとても辛くて、今でも悲しい思い出として残っています。でも、もう十分に立ち直りました(笑)。

相田

私も同じですね。創業当初はなかなかまだ売上も上がってこない時期なのに、回収の問題があった時は一番大変でしたかね。それ以降は、結構計画通りで順調にきている感じがします。

今まで一番、記憶に残る案件はどのようなことですか?

相田

長期間に亘って携わったプロジェクトはやはり思い出がありますね。同じ会社に何度も何度も行ったりしたので、自然とそこの会社に足が動いてしまうというか。そこの社員のように、毎日のように通ったので、その会社に行く経路が体に染みついて(笑)。
いい思い出として残っていますね。

笹波

私の方は3つありまして、最初始めた頃からどんどん仕事の規模が大きくなっていくわけです。最初に心に残り嬉しかったのは、単なる翻訳納品しただけでなく、それが印刷物としてカタログやパンフレットになり、印刷物でお客さんからもらえた時は、自分たちのやったものが形になったんだ、というところが目に見えて、喜びが大きかったですね。次は、映像翻訳・字幕翻訳を始めて、初めて当社のクレジットがパッケージに印刷されたりとか、手掛けた作品が劇場で公開されたりとか、目に見えた時、形としてオープンになって多くの人に見てもらえるという時が非常に嬉しかったですね。もう一つは、個人的なことなんですけど、高校時代から大好きだった作家の関連書籍が出る時に、版権のリサーチやコレスポンデンスのお手伝いをさせてもらえたこと、その本が形になったことが嬉しかったです。

創業当初に思い描いていたブレインウッズと比較して、今のブレインウッズはどうか

笹波

創業当初については、もう兎に角一生懸命で、会社を軌道に乗せるということが一番だったので、特に具体的にはなかったような気もするんですが、当時は小さなワンルームで始めたんですけれども、そこから引越もできて、最初に会社として思い浮かべてきたものに近くなってはきているのかなという感じはします。ただ、途中途中で考えていた夢とか個人的な野望とか、まだまだ発展途上にあるのかなという気もします。

相田

創業当初計画していた第一ステージとしては成功。会社としての一定の規模、事業の質としては、最初の段階としてはかなり達成できたのかなという感じがします。ただ、我々はまだもっと先々を目指しているので、一つのステージが終わり、次のステージに入っていくところなんじゃないかなと思っていて、現状には非常に満足していますが、将来の希望はもっともっと大きくて、高いものであるので、これからまた、楽しく取り組んでいきたいなと思いますね。

創業者としての立場から、ブレインウッズならではの良いところ(サービス面・人など)や、他社との差異、会社の魅力を教えてください。

相田

よく他社と比較してどうですか?と聞かれるんですけど、ハッキリ言って他社のことは全く知らないので(笑)、他社については分かりませんけど、当社の良さは一緒に働いているスタッフの質が高いということが第一に思いますね。うちのお客さんというのは各分野の専門の方々ばかりで、その業界の専門の方達と話をしなければいけないわけですから、ある一定のレベルまではちゃんと理解ができるという必要があり、知識・能力を含めたレベルが高いんじゃないかと思っていますし、またそういう人達が精一杯働けるように、人事の仕組みや社内教育にも力を入れてやっています。人材の面というのが当社の良さなんじゃないかと思います。

笹波

単なる翻訳会社ではなく、ビジョンにある『外国語サービスで人と人を結ぶ』とか行動指針にある『クリエイティビティ』や『信用・信頼』で、コミュニケーションのスキルを高めていくところを日々我々は努力していますし、一歩先を行くようなことを目指しているところもあるので、そこが良いところ。

相田

対お客さんということで考えると、まだまだ改善するところは沢山あるんですけども、お客さんの実際に役に立つという、お客さんが本当に期待しているところをちゃんとクリアして納品するというようなところを強く意識して我々は事業をやっていますし、スタッフもそういうことを意識して日々仕事をしています。納品した翻訳物がすぐ使えるというところがポイントだと思います。当社のお客さんの8割方は一般の企業ユーザーさんですから、そういう方々にとってはすぐ使えるものでなければ全く意味が無いと思いますので、そこを意識して製作を行っているというところが当社のサービスの良さだと思います。

品質管理と納期のバランスについて

笹波

我々は外国語サービスのプロフェッショナルですし、お客さんからのご依頼に対して、お客さんの気付かないような、もっとプラスになるようなご提案をできるところもあるのではないかなと思っています。
(品質管理と納期のバランスについて)翻訳は一種、職人芸的なところもあるんですけど、お客さんが求めるレベル、品質基準は多種多様ですので、それに合わせてスピード・納期管理を行っていくというフレキシビリティを大切にしていると思いますね。全部杓子定規にこういうことしかしませんではなく、そこは柔軟に対応できるように力を入れています。今後は納品スピードについては、もっと貪欲にサービスを改善していきたいなとは考えています。

相田

品質管理と納期というのは、どのサービスでもどの事業でも非常に重要な要素ですので、うちも品質管理については現状のレベルに満足することなく、どんどん品質を上げていく、または品質管理そのもののレベルを上げていくということが重要で、これは日々取り組んでいるテーマでもあります。納期についても、最近はソフトウェアを使った翻訳が増えていますが、今後も納期の短縮化を図る取り組みが重要だと思いますので、品質管理と納期については、お客さんとのコミュニケーションの中でバランスを取りながら、最適な納品をしたいと思っています。

今後の翻訳・通訳業界はどのように変化していくと思いますか?
発展の見通しやサービス拡充の可能性、これからの翻訳業界でどんな分野・言語が有望になってくるか、それらに対しどういったアプローチを取っていくのか?

相田

通訳について言うと、今は特に首都圏を中心に英語や外国語を話す人が非常に多いですね。一般のビジネスパーソンは通常のミーティングであればもう英語を使っていますので、あまり通訳者の出る幕が段々無くなってくる感じはします。しかし、専門性の高いものについては、ビジネスパーソンだけではコミュニケーションが成り立たないこともある。専門性の高い高度な通訳、同時通訳のような通訳の技法が難しいもの、こういうものについては今後も残っていくだろうなと思います。

一方で、翻訳については、確かにIT技術によって自動翻訳が段々出てきていますけれども、逆に、IT通信によってグローバル化がもっと進んでいく中で、世界中の人とコミュニケーションを取る機会がもっと増えていきますので、翻訳そのもののニーズは増えていくのではないかと思います。但し、どういう形で翻訳をするのかというのは今後もっと変わっていくと思うので、業界の動向を見ながら対応していきたいなと思います。

アジア言語は、最近当社もタイ語、インドネシア語、ベトナム語あたりが増えてきていますので、これは今後もビジネスチャンスだというふうに捉えています。

笹波

一昔前であれば医療・医薬、特許、金融系が結構有望かなと。翻訳関係の翻訳者を育成するような本にも書いてありましたが、今はどの分野もどの言語もニッチなニーズが必ずありますので、どの分野どの言語についてもビジネスチャンスはあるんじゃないかなと考えています。うちもニッチな分野・メニューでご発注を定期的に頂いていますので、全方向にあるなと考えています。それらに対してどういうアプローチを取っていくのかに関しては、それぞれの分野で専門性を高めていくということに尽きるのではないでしょうか。

今後5年・10年先のビジョン

相田

毎年中長期計画を練り直しながらやっていますけども、やはり10年後としては今の事業は10倍くらい拡大したいですね。10年後に10倍ということを合言葉というか社内的な目標として考えていますね。その10倍というのはもちろん売上もそうなんですけども、やはり仕事のレベルの質といいますか、そこがやはり今の10倍くらい良い仕事をみんなが出来るように、我々もスキルをアップしていくという事と、あとそのようにスタッフが思いっきり力を発揮出来る環境を整える、提供するという事が経営の課題であり取り組みテーマだと思っています。

笹波

そうですね、10倍を合言葉ということもありますけども、今は翻訳会社や通訳会社の中の競合他社と比較した時はまだまだこじんまりとしている会社なのかなと思いますが、どんどん大きくすることによって、もっとサービス品質、またサービス内容を拡充していければ、もっともっといろんな人に喜んでもらえたりできるのではないかなと考えています。そういうところをビジョンとして、目標としてやっていきたいと考えています。

会社のあり方

笹波

会社のあり方については、行動規範・行動指針のところに書いてある通りなのですが、1番・2番、信用・信頼を得るから始まって、最後はクリエイティブになる事、そして皆で成長していくということ。ビジネスパーソンとして、またプロフェッショナルとして人の役に立てる、お客様を喜ばせるだけのスキルを持っているというところだと思うんですよね。そういう事ができる人がクールであり、かっこいいビジネスパーソンだなという感じがするんですけども、スタイルとか我々のブランドを共有し合っていければいいんじゃないかなと思います。

相田

基本的には勿論同じ考えなんですけども、今後ビジネスをみんなで作っていくという事を考えるとやはり創造力、クリエイティビィティの部分が一番あるかなという事とリーダーシップをとってチームを率いる事ができる人をもっともっと育てていきたいなと思います。会社を発展させるという事、ビジネスを発展させる為にはやはり新しい未来の領域にどんどん入っていく必要がどうしてもあるんですね。その時に人に言われてから動くタイプだとなかなか厳しいものがある。そういう人も必要ですけども、人を率いて新しい未知の領域にみんなで飛び込んでいく勇気というか挑戦する気持ちというか、そういうのを意識しないでどんどんできる人が今後非常に必要な人かなと思いますね。

コーディネーターとは何か

相田

コーディネーターの役割って事で絞って言いますと、通訳者・翻訳者の方とお客様を繋げるという部分で、いかにコミュニケーションを適切に行うかという事が非常に重要かなと思います。それとコーディネーターのところで付加価値を付けるという意識が大事だと思います。ただ単に右から左へ情報を流すという事ややり取りするのではなくて自分のところで付加価値を付けて、(勿論間違った付加価値では困りますけども)それぞれ情報を発信している人たちが本来何を言わんとしているのかというところをしっかり汲み取って、そこが適切にアウトプットとして出せるように表現をしていくという事がコーディネーターの仕事なのだと思います。やはりコーディネーターは自分のところで付加価値を付ける事が一番大事なんじゃないかなと思いますね。

笹波

そうですね。あとは日々仕事に取り組んでいて、気が利くか気が利かないか、ということ。そこがとても大切なポイントですよね。コミュニケーションの中で何か見えない点とか、又は言及されていない点などにしっかり気付いたりとか気を回したりできるとか。要するに気配りですよね、よく社長に言われますけども(笑)。ボーッとしているようでは務まらない仕事だなと思います。「翻訳者・通訳者になりたいからまずは足掛かりとしてコーディネーターになる」という目標を持って来られる人も多いんですけども、やってみるとコーディネーターって凄い奥の深い仕事ですね。あと、勉強・成長しがいのあるとても重要な仕事だと思います。

人材育成に関する考え方

相田

日々の仕事を通して、我々自ら成長していくっていうところが基本的なところだと思うんですけれども、将来期待されている役割をどうやって果たすかというところをベースに将来必要な人材を作っていくっていうことが人材育成の仕組みなんですけども、うちの場合はやはりリーダーを育てるっていう事がひとつ大きなポイントかなと思って、今やっています。

笹波

そうですね。リーダーシップ、重要ですね。

ワーク・ライフ・バランスについてどう思いますか?

笹波

当社のスタンスとして、「現在の仕事」と「自分の人生」とのバランスを非常に重要視しています。ということで、残業は、し過ぎないように、我々マネジメント側で気を遣って調整するようにしていますね。とはいえ、仕事の質とか納品の品質とかそういうところも重要ですので、非常にここのところは重要だと言いますか、しっかりみんなで調整しながらやっていくところですね。ワーク・ライフ・バランスと一口に言っても個人的な働き方だけではなく、チームワークの在り方とか会社全体の在り方にも関わっていくところですので、全スタッフが個人的にも良い人生を歩むことができ、かつ仕事面でも素晴らしく充実している、というようなことが現実に達成可能になるように、長期的な視野で取り組んでいます。

子を持つ母親が働きやすい環境という視点で、現状取り組んでいることや今後導入を考えている制度やプランはありますか?

相田

そうですね、もうすでに取り組んでいますけれども、やはり当社は女性のスタッフが多いですから、この方々に長期的に戦力として、ずっと活躍して欲しいなと思っていますので、子育てが終わってもまた会社に戻って来れるように、当社で仕事ができるような、そういう仕組みにしています。もちろん産休、産前産後の休暇はもちろん取れますし、それから1年2年という短期的な育児休業支援ではなくて、もっともっと数年以上の単位で、長期的に休業・休職できるような仕組みになっています。なので、子供が例えば幼稚園・保育園に上がりました、小学校に上がりました、中学校に上がりましたということでお母さんお父さんの手もだんだん掛からなくなってきたらですね、どんどんうちの仕事を増やしていくというような段階的・長期的な出産育児の支援をしています。

世代間ギャップについてどう思うか?

笹波

私もよくわからないんですけども、もし会社の中で世代間ギャップがあるとかないとかそういう話であれば私は特に何も感じてないんですけども(笑)。

相田

我々は感じてないんでしょうね、多分(笑)。

笹波

若い人達とか新人とかアルバイトさんは感じているかもしれませんけど、同じところに立って、同じ方向をみて頑張ってるつもりではありますけどもね。

相田

世代間ギャップというのは会社に限ったことではなくて、世の中すべて世代間ギャップというのは絶対ありますので、それを気にしていたら仕事はできないという事ですね。それはあるというのは前提であって、それを認めつつ、お互いどういうところを補完し合うかっていうところがポイントだと思うんですよね。やはり私たちは今40代ですけども、40代にできることできないこと、得意なこと不得意なことがあって、逆に20代の方が得意なところ不得意なところがあるわけですよね。それらをお互いに補完し合うというか、補い合うっていうことが大事なことで、むしろ世代間ギャップを補い合うということで会社という組織は強くなると思うんですよ。40代だけとか20代だけとかという会社は私はあまり良いとは思ってないですよね。いろんな世代の人たちがいることが会社の強みだと思いますね。

プライベートでの今後の夢・目標

笹波

プライベートは、なんかこう沢山ありすぎてこの場では言いません(笑)。
当社の今後の活動の一つとして先程、教育の方で少し触れましたけども、教育関連のプログラムを皆さんに役立つ形にしていきたいなと。具体的にはノウハウとかですね、そういったものを本にして出版するなどできれば、社会にも貢献できるのではないかと思っています。

相田

私のプライベートでの今後の夢・目標という意味では、私の場合もう実際、今Brainwoodsの経営という部分が自分の生活のほぼ全てを占めているところが多くて、なのでBrainwoodsが発展して栄えるということが自分の今後の夢であり目標です。ほぼライフワーク的なところです。経営者だからかもしれませんけれども、自分の仕事と自分の夢というものが一致しているというのは非常に私は幸せな環境にいるんだなというふうに毎日思っています。みんなに感謝しています。

2013年8月23日 東京・表参道、EMPORIO ARMANI CAFFE AOYAMA にて

創業者対談 Vol. 1
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