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創業者対談 2025

AI 技術が進化する今、「人だからこそできる仕事」とは、どんなものだと思いますか?

笹波
AI 翻訳の精度が上がる一方で、私たちの役割はむしろ明確になってきました。それは、言葉の向こうにある文化や感情を読み取り、伝わる形にすることだと思います。人の心に届く「ニュアンス」や「トーン」を考え、その中から最適解を選択する仕事を担うことができるのは、人間だけだと。AI が言葉を処理するなら、私たちは言葉を “生かす” 仕事をしていくのだと思います。
相田
現在の AI は、瞬時に膨大な情報にアクセスし、適切なプロンプトを入力すれば、精度の高い答えを導き出してくれます。人間が自分で考えるよりも幅広く、良い答えが返ってきます。これからは人間の実行の仕方が更に重要となるのではないかと思います。時間や投資力、マンパワーなどの制限の中で、優先順位をどう決め、仲間と共にどう確実に実行していくかを考えることが鍵だと思います。
コロナ禍を経てさまざまな変化があったと思いますが、アフターコロナと呼ばれる時代に復活させたいものはありますか?

相田
コロナ前には、スタッフ間やパートナーの方々との交流がもっとありましたが、2020 年以降、これが減ってしまいました。今後の様子を見ながら、関係者同士の交流をもっと増やせたらと思っています。
笹波
パートナー様との賀詞交換会を復活させられると良いですね。
ブレインウッズが提供する多言語サービスの真価とは?
笹波
ブレインウッズの顧客の 90% は、日本企業や組織ですが、そうしたお客様をサポートするためには、異文化と向き合い、何を伝えるべきか・どのように伝えるかという問題意識と気付きを自らに求める姿勢が大切であり、私たちの強みであり真価たり得ると思います。目先の利益だけではなく、お客様やお客様の先にある世界に、中長期的なアウトカムを生み出していくことができるサービスを提供していきたいと願っています。
相田
お客様のビジネスをより深く理解することだと思います。当社の外国語サービスは多岐に渡ります。お客様である法人企業の事業状況や目標と課題を理解すれば、お客様のビジネスに役に立つような、色々なご提案ができると考えています。
仕事をしていて「楽しい」「やっていてよかった」と感じるのは、どんな瞬間ですか?

相田
プロジェクトの後にお客様が喜んでくださったときや、社員がいつの間にか成長していたときは、驚きと共にとても嬉しい気持ちになります。
笹波
私も、人に喜ばれる仕事ができたと実感した瞬間です。困っている人の課題を、解決できた瞬間です。
難しい案件に突き当たったときは、“Trouble is my business!”、と心の中で唱えながら頑張ります(笑)。
難しい案件に突き当たったときは、“Trouble is my business!”、と心の中で唱えながら頑張ります(笑)。
創業当初または社会人 1 年目の自分に、今の自分からアドバイスを送るとしたら、どのようなものですか?
笹波
「なにごとにもすべてのありようにも、前向きに感謝の気持ちで取り組むと、人生は楽しいし、気持ちは楽になる」
相田
方向性は間違っていなかったと思うので、「恐れずどんどんやろう」ですね。家族、友人、同僚など、自分の周りの人たちを大切にしながら、強いチームを作ることが大切です。
経営陣から見た社内環境は?
相田
2022 年にオフィスを外苑前に移転しました。コロナで在宅勤務をする人が多くなりましたが、お客様も出社される会社が増え、当社も出社人数を増やしました。現在の社内は、若手社員が多く、活気のある雰囲気です。
笹波
社員の皆が頑張っている姿に勇気づけられます! 職場環境としては、ランチや打ち合わせに使える多目的ラウンジや、屋上テラスなど、オンオフの切り替えができるスペースがあるので、とても良いです。仕事が捗ります。
創業 25 周年を迎えた今、創業 50 年目のブレインウッズをどのようにイメージしていますか?

相田
これまでの 25 年間は、色々なことを試しながらも、語学中心の事業として、翻訳事業と通訳事業を主なビジネスとして経営してきました。次の 25 年は、今までの事業を発展させながら、より多くの法人、ビジネスクライアントに対して更に幅広いサービスを提供していきたいと考えています。
笹波
現在よりも、もっともっとお客様に頼られている姿をイメージしています。日々の努力が結実し、私たちができることや、生み出せるものの品質とスピードがレベルアップしていけるように新たな取り組みや仕組みを具現化していきたいと私は思います。
相田
社員みんなで新しい技術や理論を学び、会社全体で成長するようにしていきたい。新しく、高い目標に向かって、全員がチャレンジしていく組織を作っていこうと思っています。