Brainwoods Staff Blog

YOKOHAMA 2

翻訳事業部の赤川です。昨年4月の拙ブログで、「皆さんは、自分が住む街が好きですか?」という問いで〆ました。 私は、住む街ヨコハマが大好きです。ハマの放つ魅力に惹かれ、この街に住み始めて早20年以上が過ぎました。 横浜の色々な表情が見たくて5回ほど引っ越しをし、そのたび魅力的な人達や風景に出会いました。 よく横浜の人は、外から来る人に寛容だと言われます。1859年の開港以来、開国日本の象徴として、貿易商人やら技術者やらがこの街に集結し、そんな人々の熱気と横浜の土着の文化とが融合し、今の横浜気質が生まれたと思えば、寛容であることと何か通ずる気がします。 しかし一方で、横浜の人は閉鎖的で、外から来る人達を嫌う、特に東京には敵対心を持っているとも聞きます。 相反する話ですが、両方とも正解なのかもしれません。果たして自分はと考えてみると、後者に近い感情があります。 コンプレックスともどこか違う、お隣の大都市東京とは一緒にしてくれるなという気概みたいなものでしょうか。 今でも東京にいると、どこか落ち着かない気持ちになることがあります。仕事からの帰路、横浜の夜景が見え始めると、ホッと気持ちが緩むのが分かります。自分にとって、明らかにテリトリーが変わる瞬間なのだと思います。 皆さんも「ハマっ子」という言葉を聞いたことがあると思います。決まった定義は無いと聞きますが、良くも悪くも、究極は「横浜以外の場所を知らない」ことだと思います。 こんなことを書いていること自体、閉鎖的なのかもしれませんが、これからもこの街を自分の軸に置き、ハマっぽく暮らして行ければなと思います。

日本語と中国語~漢字の罠~

先日、芸能人が台湾を一周する旅行番組を見ていたところ、ガソリンスタンドのような形式で水を販売している場所があり、看板に○○「水」と記載していたため、飲料水と間違えて飲んでしまうというシーンがありました。 (実は看板に、煮沸が必要と記載してあったのですが・・・) 日本人に馴染みのある漢字は、中国語でも同じ意味を指す単語が多いため、普段あまり気にしていなかったのですが、このワンシーンを見て、同じ漢字でも意味が異なる単語があることを思い出しました。今回は、その一部をご紹介いたします。 先生 こちらは有名なので、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。男性に対しての敬称で、「~さん」という意味で、決して学校の先生ではありません。以前、とある番組で中国の方にインタビューをされているシーンがあり、その方が○○先生(さん)と話しているところをテロップで、○○先生と誤って記載されていたのを見たことがあります・・・。ちなみに、中国語で先生は「老師」です。 顔色 日本語では顔の血色を指しますが、中国語ではあらゆる物の「色彩」の意味です。 小心 気が小さい、ではなく、「注意する」という意味です。工事現場にある黄色いミニ看板(スタンド)によく記載されているので、中国に旅行に行かれた方は目にしたことがあるかもしれません。 湯 文字通りのお湯かと思いきや、実は「スープ」なんです。レストランのメニューに○○湯と書かれてあるものは、全てスープを意味しています。初めて銭湯に行った中国人が、暖簾に書いてある男湯・女湯の文字を見て、これはいったいなんだ?と驚いた方もいらっしゃったそうな。お湯がほしい場合は、「热水」と書くと伝わりますよ。 勉強 中国語では「無理やり~する」という意味です。勉強ってイヤイヤするものだったんですね~。ちなみに中国語で勉強は「学習」です。 手紙 これはそのまま伝わるのではと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、これはトイレットペーパーのことです。卫生纸と記載されていることもあります。ちなみに、手紙は中国語では「信」と書きます。 上記はほんの一部ですが、探してみるとたくさん出てきますので、興味のある方はぜひ調べてみてください。 通訳事業部 河北