2つのオンライン通訳方法
オンライン通訳では直接対面のコミュニケーションと同じように、プロ通訳者による同時通訳と逐次通訳のいずれも対応が可能です。
遠隔同時通訳(RSI)
RSI(遠隔同時通訳:Remote Simultaneous Interpretation)は、インターネット上で専用の同時通訳プラットフォームを利用 することにより、参加者がそれぞれ自分の PC やモバイル端末で同時通訳音声を聞くことができるシステムです。通訳者は映像と音声をモニタリングしながら遠隔で同時通訳を行います。
同時通訳
同時通訳とは、通訳者が話者の発言を聞きながら、ほぼ同時に訳を伝える通訳方法。話者は通訳のために話を区切る必要がありません。
ご利用イメージ
例えば 2 つの会社でそれぞれの会議室に集まってビデオ通話を行う場合、下の図のように、PC 画面で相手側の映像を表示し、別 PC またはモバイル端末で通訳者の音声を聞きます。
画像提供:株式会社ABELON
拠点が 3 カ所以上であったり、自宅から参加する人がいる場合でも、それぞれが自分のスマートフォンを通訳受信機として利用する ことで、通訳音声を聞くことができます。ブラウザ上で動作するクラウドアプリケーションを使用するため、専用のアプリをインストールする必要はありません 。
遠隔逐次通訳
各種ビデオ通話アプリケーションを利用した会議やセミナーについて、逐次通訳を行います。お客様が普段使用されているビデオ通話アプリ・Web会議アプリだけ を用いた通訳対応が可能です。少人数の商談や会議でのご利用をおすすめしています。
逐次通訳
逐次通訳(ちくじつうやく)とは、話者の発言を短く「切りの良いところ」で一度止めてもらい、訳を伝える通訳方法。
対応ビデオ通話アプリ
Skype
Zoom
Cisco Webex
Microsoft Teams
Google Meet
GoToMeeting
各アプリケーションは、各社の商標または登録商標です。
上記以外のアプリ、ツールを利用する場合も、ぜひご相談ください。
オンライン通訳のメリット
移動時間、経費を削減できます。(ご参加者、通訳者の移動費や滞在費を削減)
通訳者の派遣が難しい地域でもご利用いただけます。
国内外複数拠点でご利用が可能です。
通訳者を参加させることで、正確かつスムーズな意思疎通が図れます。
ご利用例
海外拠点との社内会議、研修
海外取引先と打ち合わせ、商談
外国人スピーカーによるセミナー、講義
オンライン通訳 成功への取り組み
バージョンの確認
ご利用システムのバージョンを確認し、同じバージョンのシステムを通訳者が使用するようにします。
リハーサルのお願い
ご利用日と同じ環境のもと、スムーズなオンライン通訳が可能かどうか、前もって確認します。
連絡方法・体制の構築
通訳者に指示したいことが発生した場合のご連絡方法を決めさせていただきます。また、トラブル時のご連絡方法もあらかじめご案内します。
事前情報ご提供のお願い
当日の進め方や会議資料、プレゼン資料、データなどの事前共有をお願いしています。
テレビ会議・電話会議にも対応
専用の機材を使って会話するテレビ会議や電話会議の通訳にも対応いたします。
どのシステムを使用すればいいか分からない、当日までの進め方がわからない、といった場合もお気軽にご相談ください。お客様の環境や目的にあった最適な通訳方法を提案します。
字幕翻訳制作・ナレーション収録
リモート通訳を補完する手段として、字幕入れやナレーション制作を承っております。オンライン会議やウェビナーの音声とは異なる言語の字幕やナレーション音声を制作し、貴社のオンラインイベントをサポートします。イベントで使用する動画が予め用意されている場合や、後日研修資料としてウェビナー動画を再利用したい場合などにお役立てください。
FAQ
リモート通訳について
リモートでも同時通訳はできますか?
はい、可能です。 遠隔同時通訳のプラットフォームである「interpreteX」を利用することで、よりスムーズな同時通訳が可能となります。
既存のWeb会議システムとの併用はできますか?
はい、可能です。 会議の映像と音声は、Web会議システムで、通訳者の音声は「interpreteX」を通じて、会議参加者に配信します。
既存のWeb会議システムだけで同時通訳はできますか?
はい、可能です。 ただし、オリジナル映像・音声用と通訳音声用それぞれのプラットフォームが必要となります。 例:Zoom と Skype を使用する ※ Zoom を使用する場合はアカウントを 2 つ分ける必要があります。詳細はご相談ください。
通訳者はどこから参加しますか?
遠隔センターもしくは通訳者自宅から参加します。 貴社にお伺いすることも可能です。 ※遠隔センター=同時通訳用のスタジオ(エンジニア在中)
参加者全員在宅勤務の会議でも可能でしょうか?
はい、可能です。 その場合には、事前の接続テストをお勧めいたします。
リモート通訳を利用する環境で気をつけることはありますか?
Wi-Fi は混線したり、不安定になったりする可能性がございますため、可能であれば LAN ケーブルによる有線接続をお勧めいたします。 また、発言者の方は出来ればヘッドセットをご着用頂き、発言しない方はミュートにして頂きますよう、お願い申し上げます。 発言はマイクをご利用ください。
参加者に事前に準備するものは何ですか?
端末を 2 つご用意ください(PC、タブレット、スマートフォンなど)。 音声の聞き取りには有線イヤホンを使用してください。
海外の参加者と時差があるのですが、早朝・深夜の対応は可能ですか?
対応可能です。早朝・深夜料金となる場合がございますので、ご相談ください。
事前の音声テストは可能ですか?
はい、可能です。 余裕を持ったスケジュールでご準備頂けますと幸いです。
利用できない国と地域はありますか?
中国との接続は使用できる Web 会議システムが限定されることがございます。 ご相談頂けますと幸いです。
複数言語の通訳(リレー通訳)は可能ですか?
はい、可能です。 詳細はお問い合わせください。
InterpreteX について
InterpreteX の 1 時間当たりのデータ使用量はどれくらいですか?
1 時間あたり 40 MB です。
他のWeb会議システムとの併用はできますか?
Zoom、Teams、Skype、WebEx など様々な Web 会議システムとの併用が可能です。
アプリのインストールが必要ですか?
InterpreteX では特定のアプリのインストールは必要ありません。 事前にお送りする URL、若しくは QR コードから自動で立ち上がりますので、 そのままご利用頂けます。
スマートフォン以外で通訳音声の聴講は可能ですか?
はい、可能です。 但し、Web 会議システム用の端末と、通訳音声を聴講する PC やタブレット等を分けて頂きますよう、お願い申し上げます。
海外の参加者も使用できるでしょうか?
はい、ご使用頂けます。 ※ご参加者に中国が含まれる場合は事前に確認が必要となります。
最大何名が利用可能ですか?
1,000 名の方の同時の聴講が可能です。